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08年12月18日(木)

081218.jpg今日のメニューはママくまさんでは初メニューかもしれません。炒飯は珍しくないけど、あんかけはかけたこと亡かったような???
子供たちの評判はと言うと、つばさちゃん、萌ちゃん、穂花ちゃん、光生くん、菜那ちゃん、杏菜ちゃん、文生くん、璃音ちゃん、理彩ちゃん、景虎くん、こうくん完食、唯花ちゃん大盛り完食とまずまずの評判でした。昂汰くんは9割方食べてます。心響ちゃんは8割方食べその後ぐずぐず・・・・・とうとう下げられてしまい「食べるのにぃ〜〜」と泣いてました。早くしなさい!って何度もいわれたら早くしなくちゃね。

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今日は大きい子より小さい子の方が多いといういつもとは違ったパターンでした。
クリスマスも近づき、工作なども最後の追い込みです。今日は鈴作りの最終。色を塗って作った鈴にキラキラ光る模様を貼りました。糊を使って貼るのですが相変わらずつばさちゃんは糊が大好き、かなりの量を指につけ、戻されてました。反対に心響ちゃんは糊の感触が嫌なのか?糊に触りたがらないです。くまさんに手をもたれ渋々糊を手をつけましたけど、終わったらすぐに何度も手を拭いてました。もう少し糊に慣れようね。
今日は小さい子達も鈴作りに参加、理彩ちゃん良くできましたね。昂汰くん、壮馬くんは絵の具塗りが終わってなかったようで今日は絵の具塗りのほうですね。完成は次の機会になっちゃいました。
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小さい子の部屋に鈴作りの終わった大きい子達が合流、大きい子達も久しぶりだったので大喜び。どっちかというと小さい子達を押しのけちゃってませんか?(笑)
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下野新聞から
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子育て過程に置いて親の愛情、愛情のあり方が大切という柳田邦夫さんのお話です

過去最多 子供の暴力  −−−* 『親教育』に取り組みを*−−−


 −ひとりの子どもの涙は、人類すべての悲しみより重い。
 ドストエフスキーが長編小説「カラマーゾフの兄弟」の中で語っている言葉だ。子どもが流す涙には、いろいろな理由や背景があるだろう。病気のつらさ、いじめられた悔しさ、何かに失敗した無念さ、物語の人物の不運への同情・・・・・・・・・・・・・・
 だが、子どもは必ずしも無垢の天使ではない。少年事件やいじめでは、恐るべき粗暴さを見せることが少なくない。最近の子どもの荒れ方は並大抵のものではなくなっている。
文科省の二〇〇七年度児童生徒の問題行動調査によれば、全国の小中高校で発生した暴力行為は過去最多の五万二千七百五十六件で、前年度より18%も増えている。
このうち教師への暴力は六千九百五十九件だ。小学生の暴力が急増している。
 また、いじめは前年度より減ったとはいえ、いぜんとして十万一千百二十七件も起きている。
 なぜ、子どもたちはこんなにも粗暴になったのか。よく言われてきたのは、加害少年も実は過去に虐待、暴行、両親の不仲、離婚、ネグレクト(育児放棄)、いじめ、中傷などの被害を受けている例が極めて多いということだ。

自己肯定感の欠落

 しかし、被害経験がすべて子どもを粗暴にするわけではない。すぐ暴力に訴える子の特質として、専門家が指摘するのは、@自分の感情をコントロールする力が育っていないA善悪や限度をわきまえる規範意識が身についてないB言葉で表現し議論するコミュニケーション能力が未熟、といった点だ。
 こうした能力が育っていない原因が、第一には乳幼児期からの成育事情にあり、さらにその主因が親の子育て能力の低下にあることも確かだ。
 そこで親子関係の実態をもっと深くとらえるために、もう一つの調査データに注目したい。○七年にユニセフ(国連児童基金)が発表した子どもの「幸福度」に関する調査によると、「自分は孤独だ」と感じている子が、西欧の主な国々ではすべて10%未満(最も低いオランダで2・9%)であるのに対し、日本だけが29・8%と飛び抜けて高い。子どものほぼ三人に一人が「自分は孤独だ」と感じているというのは、只事ではない。
 さらに別の○二年の日本青少年研究所の調査によると、「時には、私は役に立たない人間だと思うことがある」という問いに対し、「よく当てはまる」「やや当てはまる」と笞えた生徒が、日本では56・4%に達し、他の国々よりずばぬけて高くなっている。何という自己肯定感の欠落か。

愛された経験

 これら二つのデータは、成育期において親からたっぷりと「愛された」という経験が、いかに多くの子どもたちの中に欠落しているかを示している。親の子育て能力の低下とは、単に小手心の技術的な次元の問題ではなく、しっかりと抱きしめるような深い愛で子どもを見つめているかどろかという問題としてとらえなければ、本質が見えてこない。
 人は乳幼児期に愛さた経験がないと、他者を愛する感情が育たず、孤独感に陥りがちになる。愛着感情の希薄な親子関係では、子どもの感情は抑圧され、言葉も他者理解の感性も育たない。
 心の発達が幼児期のまま、小学校高学年から中学生になって、自己主張する自我が頭をもたげてくる。そこに新たな暴力、いじめ、無視などの条件が加えられると、抑圧の蓋が吹き飛んで、一気に暴力、反社会的行為、自虐的行為、心の病などが爆発的に表面化する。親すべての悲しみより重いゆがんだ涙なのだ。
 今、日本の社会に求められているのは、まず親の子育意識やライフスタイルと、その背景にある価値観(親が自分の都合や欲望を優先する、お金優先で判断する)が、諸外国に比べて異常にゆがんでいる事実を自覚することだろう。
 そのうえで、子育てのあり方、子どもの理解の仕方、学校教育へのかかわり方などについて、行政、諸団体、保育園・幼稚園、学校、専門家が連携して、親と地域のための「親教育」の方法を考え、その活動に取り組むべきだ。そのためには、男性の育児休暇を確保するなど、経済界の意識改革も不可欠だ。


柳田.・邦男    (ノンフィクシ‐作家)

 36年鹿沼市生まれ。東大経済学部卒。NHK記者を経て作家活動に。
災害、事故、科学、医療問題などをテーマに執筆。
著書は「マッハの恐怖」など多数。


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2008年12月18日 17:02に投稿されたエントリーのページです。

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